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ある日、ある床屋さんに、神様が散髪に来ました。
「散髪代はいくらですか」
「神様からお金を取るなんてめっそうもない。お金はいりません」
朝になって店主が外に出てみると、12枚の金貨がそっと置いてありました。
その翌日、同じ床屋さんに、ほとけ様が散髪に来ました。
「散髪代はいくらですか」
「ほとけ様からお金を取るなんてめっそうもない。お金はいりません」
朝になって店主が外に出てみると、12個のルビーがそっと置いてありました。
その翌日、同じ床屋さんに、人間が散髪に来ました。
「散髪代はいくらですか」
「人間様からお金を取るなんてめっそうもない。お金はいりません」
朝になって店主が外に出てみると、120人の人間が行列を作っていました。
「散髪代はいくらですか」
「神様からお金を取るなんてめっそうもない。お金はいりません」
朝になって店主が外に出てみると、12枚の金貨がそっと置いてありました。
その翌日、同じ床屋さんに、ほとけ様が散髪に来ました。
「散髪代はいくらですか」
「ほとけ様からお金を取るなんてめっそうもない。お金はいりません」
朝になって店主が外に出てみると、12個のルビーがそっと置いてありました。
その翌日、同じ床屋さんに、人間が散髪に来ました。
「散髪代はいくらですか」
「人間様からお金を取るなんてめっそうもない。お金はいりません」
朝になって店主が外に出てみると、120人の人間が行列を作っていました。