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フレッドは病院行きのバスに乗った。
ある男の隣に座ってまもなく、男の左腕が小刻みにピクピクしていることに気づいた。
「腕、どうしたんですか?」
「戦争のせいだ」
「ああ、そうだったんですか…」
フレッドは絶句して、席を変わった。
今度の隣の男は、右足首から上を小刻みにブルブルさせている。
「足、どうしたんですか?」
「戦争のせいだ」
「ああ、そうだったんですか…」
またも絶句して、席を変わった。
今度の隣の男は、右手首から先を小刻みにブラブラさせている。
「僕が当てましょう!それは戦争のせいですね?」
「いや。鼻クソがしぶといせいだ。手にくっついてなかなか取れない」
ある男の隣に座ってまもなく、男の左腕が小刻みにピクピクしていることに気づいた。
「腕、どうしたんですか?」
「戦争のせいだ」
「ああ、そうだったんですか…」
フレッドは絶句して、席を変わった。
今度の隣の男は、右足首から上を小刻みにブルブルさせている。
「足、どうしたんですか?」
「戦争のせいだ」
「ああ、そうだったんですか…」
またも絶句して、席を変わった。
今度の隣の男は、右手首から先を小刻みにブラブラさせている。
「僕が当てましょう!それは戦争のせいですね?」
「いや。鼻クソがしぶといせいだ。手にくっついてなかなか取れない」