明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

男はつらいよ 噂の寅次郎

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製作年度: 1978年
監督: 山田洋次
上映時間: 105分

解説
昭和四十三年に登場して、今正月で十年目を迎えた二十二作目の今回は、マドンナに大原麗子、寅さんの恋敵に室田日出男を起用して、泉ピン子が脇をかためている。脚本は「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫が担当している。



最初の寛の父との出会いはちょっと出来すぎている気もするがメインの早苗との交流をえがきながらも博の父や旅先でであった瞳なども出てきて人情味も増しているようでよかった。

マドンナの登場の仕方もだんだんバリエーションが増えて,今回はとらやに働きに来た従業員となっている。

早苗のように離婚問題で悩んでいる人にとっては寅さんのような能天気な人には癒される部分もあるのでしょう。
寅さんは仲がいい調子で進んでいる時はいいんだけども,ちょっとライバルが現れたりすると,もう失恋する思考になっているのですっぱりあきらめてしまう。
しつこくしないのがいいところなのかもしれないけど弱点でもありそう…。

出会ってから1年以上経過しているってわけでもないしそれほど傷も深くないのか!?



あらすじ
旅先で偶然、博の父・諏訪と出会った寅は、そこで、諏訪に人生のはかなさについて諭され、「今昔物語」の本を借りて、柴叉に帰った。その頃、“とらや"では、職業安定所の紹介で、荒川早苗が店を手伝っていた。寅は帰るや否や、家族を集めて、諏訪の受売りを一席ブツのだった。翌朝、修業の旅に出ると家を出ようとするところに、早苗が出勤して来た。彼女の美しさにギョッとする寅だが、旅に出ると言った手前、やむなく、店を出た。通りを歩いていると、さくらに出会った寅は急に腹痛を訴えるのだった。救急車で病院に担ぎ込まれた寅だが、たいしたこともなく、家に帰った。早苗が現在、夫と別居中であることを聞いて、寅はウキウキしながらも、彼女を励まし、力づけた。彼女も寅の優しい心づかいに、思わず涙ぐみ、“寅さん、好きよ"とまで言うので、“とらや"一家やタコ社長の心配はつのる一方であった。ある日、早苗は義兄の添田に夫の離婚届を渡された。高校で教師をしている添田は密かに彼女を慕っていた。暫くして、早苗の引っ越しの日、手伝いに出かけた寅は、そこで生徒を連れてキビキビと働く添田を紹介された。気やすく早苗に話しかける寅に、撫然とする添田だった。【やがて、そんな添田が、“とらや"に早苗を訪ねてきた。添田は外出している早苗を暫く待っていたが、意を決するように立ち上がると、手紙と預金通帳を、早苗に渡すように、寅に託して立ち去るのだった。添田が出て行くと、入れちがいに早苗が戻って来た。その手紙は、「僕は学校を辞めて、故郷の小樽に帰るが、早苗は、頑張って生きて欲しい」という内容で、預金通帳には、百万円の数字が一行目に記入されていた。添田の気持を悟った寅は、「早く後を追え、今ならまだ駅にいる」と躊躇する早苗を説得するのだった。寅の顔を凝視していた早苗は、振り返ると、駅に向かって駈けだした。翌朝、例によって、家族の止める声を背に受けて、旅に出る寅の姿があった。