明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

奇蹟の輝き

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製作年度 1998年
製作国・地域 アメリ
上映時間 114分

ヤフーのあらすじ
 幻想作家リチャード・マシスンの原作を、ロビン・ウィリアムス主演で映画化。事故で命を落とし、天国へと召されたクリス。彼はそこが、目を奪うように壮麗で、輝かしい楽園であることを知る。天国はかつてクリスが生きた命の写し鏡であり、愛する妻アニーと共有したロマンティックな夢と思い出に満ちあふれた世界だった。一方、地上では夫や子供たちに先立たれた最愛の妻アニーが、ショックに耐えきれずに自殺をしてしまう。その結果、彼女が地獄に堕ちてしまったことを知ったクリスは、アニーを救い出すため、天国から地獄への壮絶な旅に出発する。

子供2人が交通事故で亡くなり,次に父親(クリス)
が事故死…残された母親(アニー)が悲しみのあまり
自殺する。あの世で一家が再開しハッピーエンド?
となる物語。

主に夫婦愛を描いているので,父親が死に母親が
悲しみに暮れるあたりから物語は進行します。

所々に回想を交えながら死を受け入れようと
していきます。
悲しみの中,美しい思いでばかりが思い出され
ますが次第に親子の対立,夫婦の諍いも回想される
ようになります。

子供を亡くした時,アニーは手首を切り精神病院に
入院してしまう。アニーの心の支えになれずに
クリスは一度は離婚を決意するが,アニーとやり
直したとのエピソードもありました。

アニーが死んだと聞かされた時,クリスはアニーが
苦しみから解き放たれ,自分と会えると喜びますが,
自殺だったため,地獄へ落ちるのでここへは来ない
といわれ激怒します。


最初の50分位までは悲しみと追憶とを描き,どうする
こともできないもどかしさを味わい,後半1時間強は
地獄への旅を描いています。


天国と地獄。
天国は一片の絵画のように描かれています。個人が
望むように世界が変わるようですが,それはアニーが
描いていた二人の世界の油絵でした。
地獄は荒涼とした原野。無数の亡者の顔でできています。
自殺すると地獄へ行くというのもキリスト教の影響
でしょうけど,クリスがアニーを救うために地獄への
旅に出かけますが天国と地獄が行き来できるってのも…。
世界観の設定がどうなってるのか良く分からない
のですがいまいち良く分からず何となく釈然としない物語でした。


アニーは子供たちやクリスの死に責任を感じてしまいます。
仕事の会議があったので,家のお手伝いに車を運転させた
ばかりに事故に遭った…。自分が運転していれば母性本能で
避けられた。そう自分を責めてしまう人のようです。

仕事に復帰するよう職場から電話がかかってきて,クリスが
電話に出ますが,上記のように仕事の会議が原因と感じている
アニーが以前のようにすぐ仕事に復帰できるでしょうか。
電話の向こうでは「仕事と事故とは関係ない」といったような
回答でした。
クリスは電話を切ってしまいます。

たしかに事故と仕事は関係ないのかもしれませんが,変に理由
付けをして自分を責めてしまう人っていますね。
理解者であった夫もなくし自殺を既遂してしまいます…。

別の場面で
真実とは何だろうか。もの?脳で感じる事?
という内容のやり取りの場面があります。

自分にとって真実と思えることが真実なんだろう…。
と。

二人はあの世で再開し,生まれ変わりを果たしまた
この世で出会う。そんな場面を示唆して終ってます。


gooあらすじ
医師のクリス(ロビン・ウィリアムス)は愛する妻アニー(アナベラ・シオラ)と二人の子供イアン(ジョッシュ・パドック)とマリー(ジェシカ・ブルックス・グラント)に恵まれて、幸せな日々を送っていたが、ある日不慮の事故で子供たちを失い、悲しみに沈む。ほどなく、彼自身も事故で命を落とし、天国へと召された。かつての恩師アルバート教授(キューバ・グッディング・Jr.)と出会い、彼に導かれてロマンティックな天国で歓喜に浸るクリスだったが、地上では子供と夫に先立たれたアニーが悲しみのあまり自殺してしまった。自殺した者は地獄へと落とされてしまう。これを知ってショックを受けた彼はアニーを救うために天国を出て地獄へと旅立つ決心をする。アルバートは彼を死後の世界の道案内人トラッカー(マックス・フォン・シド)の元へ連れて行く。案内人はクリスにアニーはクリスに会っても彼が誰か分からないだろうと告げるが、クリスの決意は固い。クリスは地獄の世界でアニーを探し求め、ついに彼女を見つけるが、アニーはやはり彼が誰か分からなかった。だが、アニーを思うクリスの愛が奇蹟をもたらすのだった。