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アメリカンジョーク好きです

不安送信デマメール 母親の間で出回る 仙台圏

河北新報10月7日6時12分配信


 「大型スーパーのトイレで幼児がいたずらされる事件が相次いでいる」という虚偽の内容の携帯電話メールが、仙台圏の若い母親らの間で出回っている。多くの人に転送するように促す記述もあり、類似のメールが全国を駆けめぐっているとみられる。名指しされたスーパー側は「事実無根。問い合わせの対応にも苦慮している」と憤慨。ネット問題に詳しい研究者は「メールを回す前に情報の真偽を確かめて」と呼び掛けている。

 2人の子どもがいる仙台市の主婦(33)のもとに今月初め、友人からメールが転送されてきた。特定のスーパーで、児童がトイレに連れ込まれ、ボールペンで乱暴される被害が相次いでいる―との内容。文末では「たくさんのママに回して子どもを守ろう」と促している。

 ところが、実名を出された複数のスーパーは「警察にも確認しているが、そんな事実はない」と口をそろえ、宮城県教委、仙台市教委とも「そのような被害は確認されていない」としている。

 複数の関係者によると、同様のメールは仙台以外に関東や沖縄でも確認され、転送する際、スーパーの名前、場所など情報の一部を変えて出回ったとみられる。

 大型スーパーによると、9月ごろから真偽を確認する問い合わせが相次ぎ、4、50件に上った。神奈川県で始まり、関東などに広まったとみられ、関係者の1人は「誤った情報が広まった。『不幸の手紙』のような感覚で、いたずら半分に回されたらたまらない」と困惑する。

 別の大型スーパーには9月末現在、東京、近畿、東海地方の店舗に約130件の問い合わせが寄せられた。広報担当者は「1件ずつ、そのような事実はないと繰り返すしかない」とげんなり。

 電子ネットワークとうわさを研究している成城大文芸学部の川上善郎教授(61)=社会心理学=は「ショッピングセンターを舞台にした都市伝説ではないか」と指摘。「情報に踊らされず、転送する前に、新聞報道や警察で正しい情報かどうかを確認してほしい」と話している。


こういったデマは周期的に発生してますね。
一人に一台携帯を持っている時代で,Eメールは簡単に転送できることから伝播するのも早いのでしょう…。

都市伝説というと聞こえはいいが単なるデマゴギーです。
良かれと思って回しているうちにチェーンメール化して出所も不明になるんでしょうけどわざわざ問い合わせる人っているんですね。

何年か前には,「番組の企画で回している…」とかありました。

ブログのページもチェーンメール化しているのをたまに見かけます。
募金を呼びかけるページを転載し「すぐに友達に教えてあげてください」とか「できるだけ多くの人に広めてください」と明記が。
内容はアフリカの難民を救うためのクリック募金や処分されてしまう捨て犬捨て猫を救うためのページだったり。
啓蒙活動として自分だけで行なうのはいいと思いますが広めるよう促したり,強制するようではちょっと抵抗を感じます。

チェーンメールも基本的にそうですが,本人は善意のつもりでやっていることもあるのでなかなかなくならないんでしょう…。


以前,社会心理学の本で「当たり屋が出まわっている」というデマの伝播を調べた学者の話しが載っていて読んだことありました。

その後,何年もしてから職場でまさにその本で見たデマの情報を社内で広めているのを見ました。
そのデマは当たり屋グループの具体的なナンバーが列挙されていました。デマだと知らなくても普通に考えてナンバーが判明していれば持ち主も特定できるし,悪質な犯罪行為を行なっていれば警察が動いているだろうとわかりそうなものですが…。

※本に載っていた追跡調査した結果ではほとんどが架空かすでに廃車になったナンバーで実在するナンバーの車の持ち主は当たり屋とは無関係だったとか。

不確定な情報の取扱いは注意です。
単純にこういう話しがあるってことで人に知らせるくらいならいいでしょうけど転送を強制するようなことはやめたいものです。