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アメリカンジョーク好きです

パーフェクト・ストレンジャー

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Yahoo!映画の解説: ニューヨーク郊外で女性の変死体が発見された事件を機に、被害者の幼なじみでもある女性ジャーナリストが事件の謎にはまっていくサスペンススリラー。監督は『コンフィデンス』のジェームズ・フォーリー。ヒロインの女性ジャーナリストを『チョコレート』のハル・ベリーが、事件に関わる大富豪を『ダイ・ハード4.0』のブルース・ウィリスが演じる。ラスト7分11秒を迎えるまで決して見破れない事件の謎や、豪華出演陣の熱演は必見。

新聞記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は、幼なじみのグレース(ニッキー・エイコックス)が殺された事件を調べることになる。ロウィーナは、グレースが広告代理店のCEOにして大富豪のハリソン・ヒルブルース・ウィリス)と不倫の関係に陥り、そのネタで彼を脅迫しようとしていることを、グレース本人から聞かされていた。

主要人物は誰もが怪しく思えてきます。2回,どんでん返しがありました。
ちょっと釈然としない部分もあったけど,映像の見せ方自体がトリックになってるのかと一応なっとく。
あらためてストーリーを思い返してみるとまぁ良くできているかなぁと思います。面白かったです。

相棒役のマイルズとロィーナの危うくも微妙な関係にも注目です。
ロィーナにはキャメロンという恋人がいるのですがマイルズは密かに恋心を抱いています。マイルズは捜査の中でロィーナにちょっとした揺さぶりをかけたり,暴走しがちになりながらも補佐していきます…。

↓ネタバレあり。読む場合は【から】をドラッグしてください
結局,ハリソン・ヒルが怪しいとして追及していたのはマイルズを引きずりこんで犯人に仕立て上げるための罠だったのだ。マイルズにたくらみがばれた際(だまっているかわりに何をしてくれるんだい)と言われ発作的に殺してしまった。ハリソン・ヒルを犯人に仕立て上げるなんてことをしなければ未解決のまま,自分は疑われる事もなかったと思うのだが…。脅迫者のグレースを殺害し,新聞記者としてスクープをものにしたいとの功名心の二つを満たす,うまい方法を考えたつもりなんだろうなぁ。
ロィーナがマイルズの部屋に忍び込んだ際,マイルズの部屋にはロィーナとポルノ写真のコラージュ写真があったり,PCにはグレースとのSMプレイの画像があったり,あれは予想外だったのか?!
最後ロゥーナがマイルズを殺して,現場を偽装工作をし警察に連絡するのだがその一部始終を目撃している人物が映し出され映画は終る。悪事は必ず露見するとの戒めになっているのだろうか。
母親が勢い余って父親を殺してしまい、夜中穴を掘って埋めるのを手伝う幼きロウィーナ。それ以来,マイルズから脅迫されつづけ,やっと解放されると思いきや脅迫者がマイルズに変わっただけ…。もう2人殺すのも(父親を入れれば3人だが)同じってことなんだろう。
結末を知ってから改めて映画を思い起こすと,違った意味に思えてくる場面がある。例えば,ロウィーナとグレースの別れ際のグレースのセリフ。
「お母さんによろしく」
幼馴染みの友達のセリフであれば何ともないありふれたセリフだが実は脅迫者の言葉に意味付けがかわってくる。
ロウィーナのフラッシュバックの映像が挿入される場面が何度かある。あれは幼い頃の(目撃者)グレースだったのか…。

誰にでも秘密にしておきたいことは心の奥底にしまいこんでいることがあって,普段は別人として振舞っているのかも?!



goo!映画の解説:議員のスクープを握りつぶされて会社を辞めた元新聞記者のロウィーナ。彼女はある夜、幼馴染のグレースから広告業界の大物ハリソン・ヒルの不倫スキャンダルの話を聞いた。その数日後、グレースは変死体となって発見されてしまう。死の真相がハリソンの口封じではないかと疑ったロウィーナは、大スクープを得るべく独自の調査を開始。元同僚のマイルズの力を借り、偽名でハリソンの会社にもぐりこむことに成功するが…。

インターネットをはじめ、様々なコミュニケーション手段が発達した現代。その中で円滑なコミュニケーションを保つには、誰しも何かしらの秘密を持っている―。そんな現代社会のエッセンスを搾り出し、サスペンスへと仕上げたのがこの作品だ。犯人は大きな秘密を隠したまま“パーフェクト・ストレンジャー”=完璧な別人となり、スクリーンに登場。それが誰なのかは、ラスト寸前から怒涛の勢いで明らかになっていく。最後には驚きと共に、何か言い知れぬ敗北感が感じられるはずだ。主演のハル・ベリーは様々なキャラクターを器用に演じ分けた。甘い言葉を囁きまくるブルース・ウィリスの演技もなかなか新鮮だ。