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Wikipediaユーザーの過半数、「内容疑わしい」

ITmediaエンタープライズ 12月8日0時21分配信



 アイシェアは12月7日、オンライン百科事典「Wikipedia」の利用における意識調査の結果を発表した。同社のメール転送サービスを利用しているユーザー765人(男性56%、女性44%)が調査対象。

 Wikipediaの認知度は90%で、検索エンジン経由での利用が78.8%となった。Wikipediaサイト上で検索しているのは19.7%となり、別のWebサイトを検索中にWikipediaにたどり着いたといえる。検索対象はタレント・著名人・有名人などの人名が62.6%でトップ。歴史、書品、文化と続く。

 誰もが編集できる点について、実際に内容を編集したことがあるのは6.9%とわずか。内容の信用度では、信用していると答えたのが39.4%に対し、55.6%疑わしいと思うことがあると答えた。信用していないのは5%。過半数は疑いを持ちながら利用していることが明らかになった。

 信用していないと回答した人の理由は、「記載された内容が自由に改変可能なため」が40%、「中立的でない、主観が入ってるが38.5%と票を集めた。



以前の記事
お気に入りに入っているサイト(調べもの)
※百科事典がwikipediaです。

自分も調べたい事柄があるとよくWikipediaで検索します。
人物名で検索するとその人物にまつわるエピソードが載っていたりで肉付けしてより理解できます。
辞書サイトより読んでて面白かったりします。


たしかにこの事典は誰でも編集可能です。
「荒し」を理由に編集が不可になっていることもあります。
有名人,著名人でない(一般人)ことを理由に項目を削除するのかどうか審議中のため白紙になっている事もあります。
※犯罪者のプライバシーが暴かれる等

外国の話しですが、大学で何人かの学生の提出した論文内容に共通した誤りがあり,調査すると学生がwikipediaの記事から引用したものだったというニュースがありました。
確かにwikipediaは匿名での編集だし,内容は必ずしも保証できるものではないかもしれません。編集者も悪意のある者である可能性もあります。

しかし,それは編集者明記の著書でも起こりうることでしょう。資料は間違いがなくても,個人的な意見に基づきそれを立証するために諭を進めるのだから内容が曲解されかねない文章,筆者の主張したい内容にとって都合のいいことしか取り上げない,こともありえるわけです。

その点,wikipediaのように誰でも編集できるなら間違いに気づいた者がその都度,修正をかけていくことで,少なくとも大多数にとって合意のとれる内容に収斂される理屈になります。

無償で手間暇かけて編集に携わる人はどれくらいいるのでしょうか。
※今回のアンケートでは6.9%。自分は編集したことないです。
割と有名な用語であっても項目がなかったり,書きこみが無かったりすることもあります。
万人が編集して作る百科事典というのはまだまだ発展途上にあるシステムなのだと思います。

すべての内容が正しいと思うのは危険だが,また全ての内容が疑わしいものと決めつける必要もないでしょう。
記事内容のみで判断するのでなく必要あれば,他(ネット,書物)をあたり,自分で判断し取捨選択していくしかありません。

取っ掛かりとして調べるのは面白いし,理解を深めてからあらためて記事を読んで真偽を判断をしていってもいいと思います。