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本当に独り勝ち?「イミダス」「知恵蔵」休刊




 現代のキーワードを解説する年刊事典3誌のうち、「imidas(イミダス)」(集英社)と「知恵蔵(ちえぞう)」(朝日新聞社)の休刊が決まり、「現代用語の基礎知識」(自由国民社)だけが存続することになった。ネット時代にあって用語事典の将来性に判断が分かれた形だ。今後は「現代用語-」の独壇場となるが、果たしてこれは“独り勝ち”といえるのか。(中島幸恵)

 「イミダス」と「知恵蔵」の休刊決定は部数の低迷が最大の理由。「イミダス」は創刊号で114万部近い発行部数を誇ったが、07年版は14万5000部。「知恵蔵」も創刊号は95万部を売り上げたが、07年版は13万部にとどまった。インターネットによる手軽な情報検索が部数低下を招いた。
 「現代用語」も12万部と状況は変わらない。だが、編集長の清水均さん(48)は「ネットには責任の所在のはっきりしない匿名情報が多い。専門家が解説し、信頼性の高い事典は価値があると再認識している」と存続に自信をみせる。
 「現代用語」は戦後間もない昭和23年創刊。今年発行される2008年版が創刊60号となる。生みの親の長谷川国雄は「言葉には時代の空気、精神が表れる」として、戦時中から時代を反映する言葉をノートに書きとめていたという。
 その後、相次ぐライバル誌の出現に清水編集長は「初めは戦々恐々だったが、『現代用語』はデータベースではなく雑誌。一語見たついでに関連語をも読むことで時代背景を読み解くのが目的」と話す。
 「現代用語」編集部はいま、11月に発売される創刊60号の編集作業に追われている。「いまの時代になぜその言葉が出てきたのか。必然性を感じるものを厳選していく。とくに50~60代の人たちが第二の人生のヒントとなるよう、もう一度手にとる誌面作りを目指したい」と清水編集長。
 10年以上執筆に携わってきた社会評論家、赤塚行雄さんは「活字媒体はメディアの中心軸であり、今後なくなることはないと思う。ただ、日々情報が更新され、人々の関心が多様化しているなかで、生き残りは極めて難しい課題となるだろう」と話している。

 ■「新聞で見つめる社会見つけるあした」。5日、日本新聞協会が発表した、10月15日から始まる第60回新聞週間の代表標語だ。急速に発展を遂げているネット時代にあって新聞を中核とした活字媒体は衰退の危機にある。だが、「現代用語」にみるように、社会事象を読み解くのに活字媒体ならではの信頼性はまだ失われることはない。







以前は手元に置いておきたく買ってました。
毎年出る割にはそれほど加筆修正されていない場合もあるので三誌を順繰りに一年に一冊づつかってました。

確かに今はネットで手軽に調べられるので,わざわざページを繰って調べるのが億劫でなおかつ買って使う機会があるだろうかって人も多いんでしょう。

調べるというよりも興味ある項目を読んでいった記憶があります。

年間誌だったら情報の新しさではネットには叶わないので正確かつ記録としてまとまっていれば調べたいことが出てきた時に手に取るかもしれません。