授業中、僕はぼんやり窓の外を見るのが好きだった。
授業が終わったら何して遊ぼうかとか、どこか遠くに行きたいとか、いろんなことを
思いながら、窓の外ばかり見てた。午後の授業だと、ついつい寝てることもある。
隣の女子校で体育をやってたりすると、それはもう食い入るように見る。
はちきれそうな太もも、のびやかな肢体、見てるだけで僕の胸はドキドキした。
あのコがいいとかこのコもいいとか、授業中だってことなんか忘れてずっと見てた。
でもそんなことしてると、いっつもジャマが入るんだ。
「先生、授業してください」