明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

男はつらいよ フーテンの寅

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製作年度: 1970年
監督: 森崎東
上映時間: 90分


この回では寅さんは2組のカップルの仲を取り持つことになり自身は哀れにも失恋してしまう。
1組は見合い相手だった駒子,会ってみたら既知の間柄でよくよくきくと妊娠中で相手の男が浮気して,関係を断ち切ろうと勢いで見合いしたらしい。
もう1組は自身がほれた宿屋の女将の弟,信夫と幼馴染の芸者。借金から娘の,染奴を愛人にしようとしていたところを東京へ駆け落ちさせる。父親はアル中でもう話している内容もよく聞き取れないような弱弱しい体になってしまっている。元同業者と見抜き,律儀に口上を述べたりするあたり義理を通すというか律儀というか…。

寅さんの人の良さ,不器用さがよく現れている。

そんな寅さんも心配してくれるおじさん夫婦や妹がいて帰るところがあるから幸せ者に思える。
喧嘩して、しかられて素直にはあやまらないんだけど分かっているんだろうなぁ…素直じゃないけど。

ベタなギャグ(歩いててモノにつまづくとかはしらに顔をぶつけるとか)で不覚にも吹いてしまうこともあるw







あらすじ
テキ屋渡世で全国を回っていたフーテンの寅こと車寅次郎は、久しぶりに故郷柴又へ帰って来た。すると、寅に見合いの話があるという。叔父夫婦や、妹のさくら、その夫・博らを喜ばせた寅は、翌日、相手に会ってびっくり。相手は、知合いの駒子という旅館の女中だった。駒子は恋人の為吉と喧嘩して、腹いせに見合いをしたのだった。寅は、為吉を呼んでお説教、即座に二人の結婚式をとりもち、飲めや唄えのドンチャン騒ぎになった。それがもとで、叔父と大喧嘩をやらかし、また柴又を離れた。一ヵ月後、寅は湯の山温泉で旅館の番頭になっていた。旅館の女主人・お志津は美しい未亡人で、寅はひそかな想いを寄せたが、またも片想いに終った。そんなある日、こともあろうに叔父夫婦が慰安旅行で、やって来て、寅のいる旅館に来て、寅と鉢合わせ。二人は、温泉気分もそこそこに帰ってしまった。数日後、志津の弟・信夫が恋人の芸者染奴に逢いに帰ってきた。寅は二人の仲をとりもってやった。しかし、やがて志津に縁談がまとまって、寅はまたも失恋の憂目にあった。大晦日の夜、寅は、そっと湯の山を去った。年が明けて、鹿児島桜島へのフェリーボートの上で、相変らず威勢のいい台詞で売をしている寅の姿があった。