明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

簿記のメモ帳2

簿記とは
原価計算の目的
  『財務会計』目的 ⇒公開財務諸表作成
    製品の価格決定や財務諸表の作成を目的とする

  『管理会計』目的 ⇒業績評価,経営意思決定
    会社内部の経営管理に役立てる事を目的とする


原価の分類

製造原価
 製造活動(工場における製品の製造)にかかった原価。
  材料費…物品を消費したことで発生する原価
  労務費…労働用務を消費したことで発生する原価
  経費……上記以外の原価剤を消費したことで発生する原価

販売費
 販売活動(営業所における製品の販売)にかかった原価。

一般管理費
 一般管理活動(本社における企業活動全般の管理)にかかった原価。

総原価=製造原価+販売費+一般管理費
※販売費と一般管理費商業簿記でも登場します。販売費と一般管理活動は商業経営でも行なわれるからです。これに対して,製造活動は工業経営独自の活動ですから,製造原価は工業簿記に特有の原価といえます。

製造原価の分類

形体別分類

  材料費…(物品を消費)素材費,部品費 等

  労務費…(労働用務を消費)賃金,給料 等

  経費……(上記以外の原価材を消費)電力料,ガス代 等

製品との関連による分類

  製造直接費 製品1個当たりの消費額が直接に計算できる原価
    例:自動車1台当たりタイヤは4本,それを組み付ける工賃は1本につきいくらなど。

  製造間接費 製品1個当たりの消費額が直接には計算できない原価
    例:管理職である工場長の給料,守衛の給料など。
    直接製造に関わっていないため自動車1台当たりいくらかかったのかは分からない。

 形体別分類と製品との関連による分類をかけ
 合わせると製造原価は以下の6つに分類されます。

 直接材料費  間接材料費
 直接労務費  間接労務費
 直接経費   間接経費