明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

グリーンマイル

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製作年度 1999年
上映時間 188分

ヤフー映画のあらすじ
 「ショーシャンクの空に」のフランク・タラボン監督&スティーブン・キング脚本コンビが放つ感動作。アメリカ南部の死刑囚舎房を舞台に、不思議な力を持つ死刑囚と看守たちとの心の交流を描く。トム・ハンクス主演。1935年、死刑囚舎房で看守を務めていたポールのもとに、ある死刑囚が送られてくる。彼との交流を深めていった看守たちは、やがて彼の罪を疑問視するようになるが・・・。

3時間超の大作です。
CGもなく,ほとんどが死刑囚舎房の場面。
映像の変化には乏しいけどまぁ飽きずに
最後まで観れました。
でもそれほどの感動作品であるだろうか。
自分は因果応報と思いましたが…。

看守たちがコーフィの不思議な癒しの力
に気付き,幼女を殺害するような大男に神が
癒しの力を授けたまうだろうかと,殺人は
冤罪ではないかと考えるようになります。

コーフィーの力を役立て,刑務所長の
奥さんの(手の施しようのない脳腫瘍)を
治してもらおうと夜中に連れ出します。
死刑囚ならそうでもしないと他人と接する
機会もないから力を発揮しようもないけど
見方をかえると私利私欲のために法をおかし
てまで(刑務所を一時抜け出させて)
利用しているようなもの。

脳腫瘍の病毒を吸い取り,体の中に保存した
ままで,舎房までもどり,すきをみてパーシー
(傍若無人で嫌な感じの看守)へ毒素を送りこみ,
ウォートンを射殺させます。
パーシーは俳人となって精神病院へ送られて
しまいます。
コーフィーの方が一枚上手だったか…。
ウォートンはコーフィーが疑いをかけられた
殺人の真犯人でした。ポールは手を通して
ウォートンが犯人であるとの確証をえる映像
を見せられます。

しかしながら,パーシーは嫌な感じの看守だった
けど大罪を犯していたわけではないし、
ウォートンも死刑囚として送られてきており,
いずれ死をもって罪を償う事になります。
わざわざパーシーに射殺させる必要があったの
でしょうか。

コーフィーが神の使いだったとしても二人は悪い
やつだからと罰する権限を持っていたのでしょうか。
自分が冤罪で死刑の宣告を受けたことへの私的な
復讐でしょうか。

ポールは見逃して脱走する事を提案しますがコーフィー
は疲れたので全てを終らせたいと死刑を甘んじて受け
入れます。癒しの力を人々を救うために使うだけなら
いいが,人を苦しめるために使うようになったので
あればたしかに〈慈善活動〉も終らせる潮時でしょう。
[むごいことをしあう人間たちに疲れた。毎日,世の中の
苦しみを感じ聞くことにもう疲れた。…あいつは2人の
愛を利用して殺した。毎日毎日同じことが世界中で
いつも起こっている。]というセリフもあります。
死刑を受け入れたのは死をもって自らの使命をおわらす
決断なのでしょう。

ポールはコーフィーの体に触れたとき,不思議な力の一部を
受け継ぎ,生命力を得て,寿命が延びてしまってました。
いつ死が訪れるか分からない…。妻が死に,子供たちも死に
自分だけが取り残されていく感覚に襲われています…。

何人もの死刑囚を電気椅子で送りだしていた元看守が死ね
ないという苦しみにさいなまされている…皮肉な話です…。

コーフィーの電気椅子送りを阻止できなかった事に対して
ポールは罪の意識を感じる必要はないと思いますが…。


goo映画のあらすじ
1995年。老人ホームの娯楽室で名作「トップ・ハット」を見たポール・エッジコムの脳裏に60年前の記憶が甦る……。大恐慌下の1935年。ジョージア州コールド・マウンテン刑務所の看守主任ポール(トム・ハンクス)は、死刑囚舎房Eブロックの担当者だった。死刑囚が電気椅子まで最後に歩む緑のリノリウムの廊下はグリーンマイルと呼ばれていた。部下は副主任のブルータル(デイヴィッド・モース)はじめ頼れる連中ぞろいだが、州知事の甥である新人パーシー(ダグ・ハッチソン)だけは傍若無人に振る舞う。そんなある日、ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)なる大男の黒人がやってきた。幼女姉妹を虐殺した罪で死刑を宣告された彼は、実は手を触れただけで相手を癒すという奇跡の力を持っていた。彼はポールの尿道炎を治したのを皮切りに、パーシーに踏み潰された同房のドラクロアが飼っていたネズミのミスター・ジングルズの命を救った。ドラクロアはその翌日処刑されたが、パーシーは残酷にも細工をして彼を電気椅子で焼き殺した。【コーフィの奇跡を目の当たりにしたポールらはパーシーを拘禁室に閉じ込めてコーフィをひそかに外へ連れ出し、刑務所長ムーアズ(ジェームズ・クロムウェル)の妻で脳腫瘍で死の床にあったメリンダ(パトリシア・クラークソン)の命を救わせた。房に帰ったコーフィは、拘禁室から解放されたパーシーをいきなりつかまえるや、メリンダから吸い取った病毒を吹き込んだ。するとパーシーは厄介者の凶悪犯ウォートン(サム・ロックウェル)を射殺し、そのまま廃人になった。ウォートンこそ幼女殺しの真犯人だったのだ。ポールはコーフィに手をつかまれ、彼の手を通じて脳裏に流れ込んで来た映像で真実を知った。ポールは無実のコーフィを処刑から救おうとする。だが、彼は「全てを終わらせたい」と自ら死刑を望み、最後の望みとして映画「トップ・ハット」に見入ってから死に赴いた。それから60年。あのときコーフィが与えた奇跡の力はポールに宿り、彼にいまだgreen mileを歩かせしめないのであった。