明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

天地創造

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製作年度 1966年
製作国・地域 アメリカ/イタリア
上映時間 175分

 旧約聖書のエピソードから、天地創造に始まり、ノアの箱船に至る物語を描いたスペクタクル巨編。禁断の木の実を口にしたアダムとイブは、知恵を得た代わりに楽園を追放される。そして地に悪徳がはびこった時、神は世界を水で洗い流すことを告げる……。聖書にそって、ノアの箱船バベルの塔、ソドムとゴモラの滅亡などのエピソードが展開されていく。

旧約聖書を映像化?した作品。
宗教のいかんに関わらず宗教心など微塵にもないのですが
古典的な話は知っておいていいかなと思って観ました。

良くも悪くも聖書を前提としたことわざや物語,生活に
根付いている習慣ってのも沢山ありますので…。

例えば
1週間が7日で日曜日が休み(安息日)ってのは旧約聖書
ある(神が6日で世界を造って7日目に休んだ)ことがもとに
なっているってきいた事あります。

聖人君子がでてきて品行方正に生活しているわけではなく
俗人振りを発揮して罪を犯したりもしてます。
多少脚色してあるのかドラマ仕立てにはなっているのですが
大して面白くはない…

イブ(エバ)ってアダムの肋骨からつくられたんじゃなかった
のかな…。一夜明けたら女性が出てきたけど…。
余談なんですけど,のどぼとけって英語で「the Adam's apple」って
言うんですよね。リンゴがつかえているのがのどぼとけって,これまた。
日本語で「のど【ぼとけ】」ってのも何か宗教がらみっぽいですよね。
のどぼとけの由来は「その形状が座禅をしている仏様の姿に
見えるため」だそうです。
これだけ日常使われる言葉に宗教の名残があるということは
昔は宗教が生活に根ざしていたんでしょうね。昔は学校なんて
なかったし倫理や道徳は宗教が大きな役割をになってたんだろう
と想像できます。

映画では時々神のお告げを聞く人がいるのですが,神って言って
いることが傲慢に見えちゃうんですけどねぇ。たとえ正しいこと
だとしても…。
特にラストは身勝手に相手を惑わしているだけのような…。

アダムとイブ
ノアの箱舟
バベルの搭
ソドムとゴモラ

あたりの逸話はキリスト教に興味なくても知っておいて損は
ないでしょう。
この作品はお勧めできませんが何か本ででも見かけたときに
読んでみるといいと思います。

ソドムとゴラムはバットマンでもチラッと言葉が出てきたし
バベルの塔ブリューゲルの有名な(絵画)作品でもあります。
バビル2世も住んでる
ノアの箱舟アララト山で実際探索が行なわれたりもしてます。
シュリーマンギリシャ神話に出てくる伝説の都市トロイア
が実在することを発掘によって証明したというのは逸話としては有名。


神の6日間にわたる創造のいとなみは、最初の人間アダム(マイケル・パークス)とイヴ(ウラ・ベルグリッド)の誕生だ。エデンの園で暮らすうち、禁断の木の実を食べたイヴは、アダムにもそれを食べさせた。神の怒りにふれた2人は楽園を追われ、アダムは労働に従事しなければならなくなった。やがてカインとアベル、2人の息子が生まれ、カインは農場にアベルは羊飼いとなった。ある日2人の神への供え物のうち、神はカインの供物を認めなかった。怒りと嫉妬から、カインはアベルを殺してしまい、神の裁きを受けて放浪者となった。イヴに三男セトが生まれ、この子孫がノアである。彼は信仰あつく神が洪水で人類社会を滅ぼした時も、彼だけは救われた。はこ舟に、あらゆる生物と一緒に乗り、1年ののち、アララット山についた。やがて、ノアの子孫クシの息子ニムロデは王となり、民を使役して、天にもとどくバベルの塔を築いた。神はこれを喜ばず、彼らにさまざまな言葉をしゃべらせて、地球上の各地へ四散させた。【アブラム(ジョージ・C・スコット)は妻サライ(エヴァ・ガードナー)、弟ロトを連れてカナンの地へ行き、そこで栄えたが、サライには子が生まれない。アブラムは妻の勧めで召使ハガルに子を生ませイシマエルと名づけた。やがて隣国との戦いが起こり、アブラムは神の手引きにより敵を破り捕虜となったロトを救けた。神は夫妻の名を、アブラハム、サラと改め、子孫は王になると予言しサラに子を授けると約束した。ソドムとゴモラの都が滅びた時、ロトの妻は神の命令にそむき、塩の桂と化した。約束通りサラに息子が生まれ、イサクと名づけた。彼が成長するとサラは、ハガルとイシマエルを追い出した。アブラハムは神の命に従いイサクをつれ旅立ち、神にいけにえを供える場所にたどり着いた。その時イサクは、いけにえは自分であると気づいた。アブラハムはナイフでイサクを殺そうとすると、神が自分の子を犠牲にしてはならぬと告げた。そこでアブラハムは、近くにいた子羊をイサクの代わりにいけにえにするのだった。