明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

8mm

イメージ 1

製作年度 1999年
製作国・地域 アメリ
上映時間 123分

解説: 「セブン」の脚本家による、猟奇サスペンス。うらぶれた私立探偵のトムは、大富豪の未亡人から奇妙な依頼を受ける。亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいということだ。だが、その8mmフィルムに映っていたものは、少女の殺害シーンだった。これは本物のスナッフ(殺人)・フィルムなのか? 調査を進めるトムはやがてハリウッドの裏側に潜むアンダーグラウンドの世界へとたどり着く。そのあまりにダークな世界で、真実を掴んだトムは自ら危険を冒し、自身の正義を貫くのだが…。


派手さ明るさはなく,暗澹としたサスペンス。
ポルノ産業の暗部に潜入していくほど嫌な気分にさせられます。
エロティックな場面は皆無です。
映像的にショッキングというよりも変態性欲を満たすためによくぞ
ここまで…と胸がむかつくような思いを感じる人もいるでしょう。
1本のテープを元に身元を割り出していく内,主人公をつけねらう
人物も現れ,サスペンスとして楽しめます。

未亡人はフィルムが偽物の殺人シーンであることを願って
少女の無事を確認して欲しいとの依頼です。
トムは行方不明者を洗いだし,少女を突き止めていきます。
家出後に風俗業界に身をやつしているかもと風俗街をまわったり
その手の雑誌を買いあさったり,同じ様なフィルムは無いか
探し回ったりします。

映画の中でも語られましたが,(アングラビデオなど)の取引は
そのうちインターネットに取ってかわられる…みたいな話しも
ありました。
自分も以前,ピストルで頭をうちぬいて自殺する映像を見た事
ありますが,本物とは思えませんでした。
ネットでもショッキングな映像が流出してたりしますが,
ほとんど合成なんでしょうね。

デジタルビデオが普及している今は個人的になんでも撮影できるし,
ひょっとしたらスナッフフィルムもあるのかもと思えてしまいます…。
映画の中では業界でもその手の物は禁忌にされている様子でしたが…。
そこら辺のつくりも別の意味で怖い気がします。


音楽がオリエント風(インド?中近東?)なのはちょっと違和感ありました。
特に深い意味はなさそうだし…。

調べたら「8mm II」(2005年制作:アメリカ)という作品もありましたが
本作品とは無関係だそうです。


goo!映画のあらすじ
私立探偵のウェルズ(ニコラス・ケイジ)は富豪のクリスチャン夫人(マイラ・カーター)から、夫の遺品の8ミリフィルムを調査するよう依頼される。そこには下着姿の少女が黒いマスクを被った人物に惨殺される場面が映っていた。ウェルズはわずかな手掛かりを元に、少女が行方不明中のメアリー・アン・マシューズ(ジェニー・パウエル)であることを突き止める。女優志願だったメアリー・アンの足取りを追い、ハリウッドに向かったウェルズは、アダルト書店で働く若者マックス(ホアキン・フェニックス)の案内を得て、ポルノ・ビデオのブラック・マーケットに潜入。【やがてポルノ製作者プール(ジェームズ・ガンドルフィーニ)から闇ポルノの大物監督ディーノ(ピーター・ストーメア)を結ぶ線にたどり着く。過激なバイオレンスを売り物にするディーノの映画には、マシーンと呼ばれる黒マスクの男優(クリス・バウアー)がしばしば登場しており、例のフィルムを撮ったのはディーノに違いなかった。マックスと共にニューヨークに飛んだウェルズは、ファンを装ってディーノに映画製作を依頼。ディーノとマシーンが待つ倉庫に向かうとクリスチャン夫人の弁護士ロングデイル(アンソニー・ヒールド)が現れ、銃を突きつけフィルムの返却を要求する。少女殺害のフィルムを撮らせたのは故クリスチャン氏とロングデイルだったのだ。ウェルズは間一髪で逃げ延びるが、ディーノとマックスが死ぬ。クリスチャン夫人も自殺したことを知ったウェルズはエディーを締め上げたあと、マシーンと対決する。黒マスクの正体は、自分と同じごく平凡な男だった。マシーンを辛くも倒して事件は解決したが、ウェルズの心は晴れなかった。メアリー・アンの母親ジャネット(エイミー・モートン)から感謝の手紙を受け取ったウェルズにようやく希望の光が差した。