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猿夫くんは、元プロゴルファーのおじいちゃんにゴルフの特訓を受けました。
「もっと脇をしめろ!違う、そうじゃない!!お前やる気あるのか!」
おじいちゃんは子供の頃から、このゴルフコースで練習に励んできました。
努力家なので、ゴルフのこととなると厳しいのです。
「猿夫、あの池を越えるように打ってみろ」
「ええっ。おじいちゃん、無理だよ。あの池、直径50メートルはあるよ」
「何を言うか!わしがお前ぐらいの頃は、あんな池、軽々越えていたぞ!」
猿夫くんは力いっぱい打ちました。すると何とか越えました。
「猿夫、今度はあの岩を越えるように打ってみろ」
「ええっ。おじいちゃん、無理だよ。あの岩、高さ5メートルはあるよ」
「何を言うか!わしがお前ぐらいの頃は、あんな岩、軽々越えていたぞ!」
猿夫くんは力いっぱい打ちました。すると何とか越えました。
「猿夫、今度はあの木を越えるように打ってみろ」
「ええええっ!おじいちゃん、無理だよ。あの木、高さ30メートルはあるよ」
「何を言うか!わしがお前ぐらいの頃は、あんな木、軽々越えていたぞ!」
猿夫くんは力いっぱい打ちました。しかしボールは木に当たり、はね返って猿夫くんを直撃。
意識を失った猿夫くんに、おじいちゃんはつぶやきました。
「猿夫、言い忘れた。わしがお前ぐらいの頃は、あの木は1メートルだった」
「もっと脇をしめろ!違う、そうじゃない!!お前やる気あるのか!」
おじいちゃんは子供の頃から、このゴルフコースで練習に励んできました。
努力家なので、ゴルフのこととなると厳しいのです。
「猿夫、あの池を越えるように打ってみろ」
「ええっ。おじいちゃん、無理だよ。あの池、直径50メートルはあるよ」
「何を言うか!わしがお前ぐらいの頃は、あんな池、軽々越えていたぞ!」
猿夫くんは力いっぱい打ちました。すると何とか越えました。
「猿夫、今度はあの岩を越えるように打ってみろ」
「ええっ。おじいちゃん、無理だよ。あの岩、高さ5メートルはあるよ」
「何を言うか!わしがお前ぐらいの頃は、あんな岩、軽々越えていたぞ!」
猿夫くんは力いっぱい打ちました。すると何とか越えました。
「猿夫、今度はあの木を越えるように打ってみろ」
「ええええっ!おじいちゃん、無理だよ。あの木、高さ30メートルはあるよ」
「何を言うか!わしがお前ぐらいの頃は、あんな木、軽々越えていたぞ!」
猿夫くんは力いっぱい打ちました。しかしボールは木に当たり、はね返って猿夫くんを直撃。
意識を失った猿夫くんに、おじいちゃんはつぶやきました。
「猿夫、言い忘れた。わしがお前ぐらいの頃は、あの木は1メートルだった」