明日は明日の風が吹いて……個人の日記帳です

アメリカンジョーク好きです

ヒマラヤ杉に降る雪

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製作年度 1999年
製作国・地域 アメリ
上映時間 128分

あらすじ(Yahoo!ムービーより)
「シャイン」スコット・ヒックス監督が、戦争と人種偏見に焦点を当てた人間ドラマ。1954年、ワシントン州サン・ピエドロ島。漁師のカール・ハインが水死体で発見され、状況証拠から日系ニ世のカズオ・ミヤモトが逮捕される。カズオの妻ハツエには成す術もなく、やがて裁判が始まるが、事件を追う地元新聞の記者イシュマエルはある真実にたどり着く……。


雪が降りしきる森の中…地味で重いかもしれません。
示唆するものが多いと思う。
戦争,愛,人種偏見,戦争直後という時代設定で
ないとできない作品か。

島内で起こった事件の裁判で,ここに出てくる
人物たちはみな顔見知り。
裁判の進行と共に回想が入り入り組んだ心の綾が
明らかになって行きます。

カズオの妻ハツエとイシュマエルは幼馴染。
思春期には結婚も考えた程でした。しかし当時は
日本人と白人と一緒になれるような時代でもなく,
杉の森の中で密会を重ねることぐらいしかできず。
愛し合っていながらハツエは別れを選びました。
イシュマエルは今でもハツエが忘れられないまま。
カズオはこのことを知らない。

カズオは事件前夜に沖でカールの船と出会ってた
のですが,状況的に不利になるため黙っていました。
※結果的に疑惑をかけられる事に…。
当時アメリカでは同じアメリカ国民といっても
日系移民に対して人種偏見があったため言えず。
それをわからず犯人だからと決め付ける保安官。

偏見をもたれる側と持つ側の意識の違いでしょう。
強い立場と弱い立場では受け止め方ちがいますよね。

イシュマエルはカズオが無罪である証拠を探し当てます。
カズオが有罪でいなくなればハツエが戻ってくると
思ったのかなかなか公表できずにいます。
さて,裁判の行方は…。